九州職業能力開発短期大学校を卒業。海外放浪を約4年間。その後、業務委託で民泊施設の管理を行う。コロナ到来をきっかけに事業形態を清掃メインに変更。ジャンルを客室清掃に絞り、自分も現場で走りながら、4期目の中期まで京都市内で活動。4期目中期より業態転換を行い、商圏を全国へ。現在5期目は、全国各地での案件獲得に成功。徐々に事業拡大を行っている。
元々民泊施設の管理業務を行っていましたが、コロナウイルスの到来で、売り上げがほぼ0円になり、何か違うことをしないといけないと思いました。
並行して行っていた「民泊清掃」を展開して何かできないかと考えるようになり、色々なジャンルの清掃を行った結果、ホテル清掃に辿り着きました。
人それぞれで清掃に関する完成度が全く違いますし、清掃に対するモチベーションも違います。お客様には「お客様が喜んでくださる完成度の高い清掃」、現場で働いてくださる方には「清掃の楽しさや達成感」を感じてもらえるように、どのような形がベストなのかを常に考えながら仕事に取り組んでいます。
仕事を始めた当時は、自分の暮らしの為にお金を稼がないといけないという気持ちが強かったのですが、お仕事を通して、お客様からお仕事をいただける喜びを知りました。そして弊社を選んでくださったお客様にご満足いただけるような結果を残そうという気持ちが強くなり、「お客様が喜んでくださる完成度の高い清掃」を求めるようになっていきました。
また、元々1人で現場作業をしていましたが、人を雇用するようになってからは、1人で作業していた時よりもスピードアップし、身体的にも気持ち的にも楽になり、チームとして動く強さをとても感じるようになりました。
スタッフには、もちろんお金を稼いで欲しいという気持ちもありますが、お金を稼ぎながら“清掃の楽しさや達成感”というものを感じてもらいたいなと思うようになりました。
現在お客様(宿泊施設関係)が環境に関するお取り組みにかなり力を入れておられますので、弊社としましても、その素敵なお取り組みにご協力をさせて頂きたいと思っています。
自社の取り組みとしては、生産性の向上と賃金アップによる産業構造の転換を考えております。常に“こういうものがあれば、もっと作業効率が上がるのではないか?”と、作業導線のことを考え、実際に色々なツールを導入しています。また、弊社では歩合制を導入しており、頑張れば頑張るほど稼げるシステムになっております。こうすることで、働く人は、お金を稼ぐことができ、仕事へ対するモチベーションも上がり、ひいては清掃の質も上がります。清掃の質が上がれば、お客様もお客様のお客様も喜んでくださいます。
これらから、この取り組みを全国的に広めていこうと考えています。
特別な能力がない私でも、会社を5期目まで続けることが出来ていますし、売り上げも右肩上がりになっています。私が持っていたものは、諦めの悪さと自分が正しいと思ったものを疑わずにやり続ける根気かなと思います。
もし、私が誰かにエールを送るとすれば、「周りから何を言われようとも、自分がそれを頑張りたいと思ったものなのであれば、とことんそれをやってみたら良いと思います。」ということです。
ここで大事なことは、ただテキトーにやるのではなく、“とことんやる”ということです。そうしないと「正確なデータ」が取れないので、次のステップにそれが使えなくなってしまいます。
本当になんでも良いので、やりたいと思ったことがあれば、それを“とことんやる”ことをして欲しいなと思います。