ジンコソーラーに入社して今年で16年になります。
大学卒業後、就職をし、その後、ジンコソーラーに入社したのですが、あの当時のジンコソーラーは現在のジンコソーラーとは全く違う企業で、私自身も将来のキャリアを考えていませんでした。
私はただ“未来”のある企業に入りたいと思っていただけです。
ジンコソーラーは非常に先見の明がある企業です。そのため、ここに入社できたことを誇りに思っています。入社してからは、営業のサポート業務から始まり、営業担当、契約書のまとめ、購買の仕事にも関わり、出張では20か国以上の国に行きました。様々なジョブローテーションを経験し、会社の経営や管理、企業文化を理解することができました。その経験が今の社長の仕事に活かされていると感じています。
2016年に日本に携わった時は、ジンコソーラーの知名度は高くありませんでしたが、2019年には日本国内市場おいて、太陽光モジュール出荷量No.1となり、その後も5年連続1位を維持しています。まだまだ日本市場での成長が見込めると確信しています。
①観察すること
興味のあるものすべてを観察することです。観察を通じて会社を理解するには、感謝と好奇心を持って見ることが最善です。結局のところ、感謝と好奇心が会社にも個人にも重要だと思います。
②信じること
エネルギー構造を変え、未来に責任を持つことは、ジンコソーラーのすべての従業員の使命です。新しく入社した人は皆、この会社、その使命、その価値観、そしてその未来を信じているかどうかを自問することになります。それが信じられない場合は、自分に合わない会社を思いきって辞めることが、自分自身に対しても他人に対しても最も責任ある態度です。そうすれば、ジンコソーラーもあなたに対する責任を果たします。
③思考と行動をすること
ジンコソーラーでは、会社の柱になりたいすべての従業員が、考えることに躊躇しないように、もっと考えて、会社のルール+個人の思考=ソリューションを活用することを奨励しています。そして、行動です。これはシンプルでわかりやすいですが、最も難しいことでもあります。ジンコソーラーは、顧客に最高の顧客体験を提供し、そのプロセスを評価し、その結果に対して評価をいただく企業だからです。
④最後の信頼を築いていくこと
会社のトップとして、お客様、社員に約束したことは必ず実現をします。お取引をさせていただいているお客様は、この市場の特徴としてかなり変化が激しい市場です。ニーズや価格が月単位で変わっていきます。そこで毎回の取引でお客様の要望に最大限応え、長期的にみてWinWinの関係でいられるような信頼関係の構築を目指しています。
SDGsは、過去10年間で最も注目されているテーマであり、2019年9月にRE100に参加した世界初の太陽光発電会社として、ジンコソーラーは2030年までに100%再生可能エネルギーを使用することを約束しました。雲南省とマレーシアの工場はゼロカーボン工場への転換に成功しました。
さらに、ジンコソーラーは、世界のエネルギー構造のグリーン変革を促進するために、世界市場に一流の太陽光発電および蓄電池及びそのソリューションを提供し続けることを約束します。太陽光発電と蓄電技術は、エネルギー改革と電力変革において重要で、ジンコソーラーの継続的な革新と最先端の技術は、世界のエネルギーの持続可能な利用に大きく貢献します。
また、ジンコソーラーは2023年に科学的炭素目標の検証に合格し、3つの主要な科学的炭素目標すべての検証を同時に合格した世界初の太陽光発電グループ企業となりました。
太陽光発電モジュールTIGER Neo Green シリーズの販売を開始しました。このTIGER Neo Green シリーズは世界的第三者認証機関であるテュフラインランド認定の「ゼロカーボン工場」で生産されており、2024年の「FORTUNE」ESG影響力のある企業に選定されました。
人的資本という観点でいうと、経営メンバーの中に4名の女性経営者がいます。グローバルに30拠点展開をしており、男性女性の隔たりは全くなく多種多様な人材を登用しています。
8年前、日本に来た際は社内やお取引先の現場を含めほとんど女性に出会うことがなく、表に出る場面においてとても女性が少なかった印象でした。最近はお客様とお会いする中で女性幹部の方や社員さんがとても増えてきたと感じています。
ジンコソーラージャパンでも積極的に女性雇用に力を入れており、多くの女性社員が活躍をしています。社内でも男女関係なく、活躍をしたら評価をする、という組織を築いています。
これまで20か国以上の国を訪れてきましたが、日本にもいつか旅行で訪れてみたいなと思っていました。それがまさか仕事で来ることになるとは思ってもいませんでした。日本はとても神秘的な国であり、文化も素晴らしくお客様、従業員含めとても信頼することができます。
日本に来てからの学びはとても多く、日本の若者には逆に学ばせていただいている対象でもあります。日本は世界的に高く評価されている先進国です。ジンコソーラーで、新製品の発売が日本で最初に行われることが多いのは、この新製品が日本の顧客に認められれば、世界の顧客にも認められるからです。
日本では、若者には最高の教育資源があり、日本は最も多くの創業百年企業があります。日本の若い世代は恵まれた生まれつきの条件を持ってます。誰もがもっと見て、もっと考え、もっと行動し、もっと共有することを願っています。