仙波修
semba osamu 仙波修 ビオスピクシス株式会社 代表取締役 https://biospyxis.jp/

Profile略歴

1985年、パイオニア株式会社入社。営業本部を経て、宣伝部にてクリエイティブを担当。主力商品の大型広告キャンペーンで数々の広告賞を受賞。ACC賞部門賞、日経広告賞、全国カレンダー展経産大臣賞等。
1998年、コーポレートコミュニケーション部を立ち上げ、グローバルブランドマネージャーとしてワールドワイドにパワーブランド戦略を推進。7年間で、ブランド価値を375億円から1,477億円まで向上させる。(CB Valuator ブランド価値より)
2009年、ビオスピクシス株式会社を創業。ヘルスケア系ITベンチャー企業として、様々な企業、団体、自治体と協働。
日本初の国土交通省認定睡眠コンサルタントとして活動し、受講者は2万人超。人気講師として活躍。

現在の仕事についた経緯

パイオニアの業績悪化により、開拓者としての活動ができなくなったことから2008年に退職を決意しました。
東北大学医学部ベンチャー企業の電子カルテ・アプリケーションにおいて、医療と健康の融合を視野にライフログビジネスに限りない可能性を感じ、2009年ビオスピクシスを創業。ブランドコンサル、健康経営コンサルとして、運輸業界への睡眠改善サービス(国交省認定)を基軸に、B2Bビジネスを展開しています。
神奈川県未病産業研究会睡眠分科会の立ち上げメンバーとしてアカデミックな活動も取り込み、今後は「健康教育」の担い手としてB2Cへのビジネス拡大を図ります。

仕事へのこだわり

しっかり働き、しっかり遊ぶ。全てはメリハリ、緩急、ON/OFFの切り替えが重要です。
自己成長と会社・組織の利益との両立を前提に、既存のプロセスに囚われず、常にイノベーションを仕掛け、新しい考え方やスキーム、プロセスを築いてきました。
業務においてはフラットでオープンな人間関係を(社内・社外とも)志向し、性別や年齢、過去の実績に限らず、ダイバーシティな組織運営を心掛けてきました。自身も、2007年10月から2008年2月までの4か月間で育児休職を取得し、配偶者は入籍後30年経った現在でも旧姓で働いています(できれば夫婦別姓の日本第1号になりたかったです)。
私は、「重要なのは最終学歴ではなく最終学習歴」という言葉を信じ、死ぬまで働き、死ぬまで学ぶことを志しています。おそらく、ブランド経営、CS経営、知識経営、健康経営という多様なマネジメントを実務者として体験してきた日本唯一の存在だろうと自負しています。それらを融合したマネジメントスタイルの知識や経験を活かして、新たな視座や思考を企業や個人にもたらすことが私の存在価値だと考えています。
還暦を迎えた今、健康に幸せに、死ぬまで楽しく働くことを目標に、心身のINとOUTを最大化した、Well Beingな人生を送りたいと希望しています。

「SDGs」についての取り組み・考えなど

これまで自分が志向してきたことを国連が素晴らしいフレームワークで示してくれた。これが正直な感想です。
ISOや日本経営品質賞など、さまざまなマネジメント・フレームに前職でも現職でも取り組んできましたが、SDGsは最も包括的で自分のコト化しやすい&どんな組織でも個人でも取り組める目標になると考えています。
現在、主に2社のビジネス・コンサルティングを担当していますが、両社に対してもSDGsを切り口にした新たな商材やビジネスを提案し、現在それらの事業化&拡販に向けたサポートに邁進中です。
一方で多くの企業が、新たにゼロベースで自社にとってのSDGsを真剣に考えることを放棄し、他社の好事例を真似た施策でお茶を濁している気がしてなりません。楽をしていたら、何も生まれないと思います。

若者へのメッセージ

没個性の安住に身を委ねてはいないか?思考を放棄し、周囲に自分を合わせ、言われたことをこなすだけでは自己成長に限界があることを実感してほしいです。またそこから背負い込むストレスは、無力感と相まってメンタルを蝕んでいくことに気づいてほしいと思います。
「手応え」は良い意味での負荷無くしては得られません。「楽」な仕事と「楽しい」仕事は一緒ではないのです。様々な障害を乗り越えて達成したことにこそ、手応えを感じ、多くの学びを得て、自己成長があります。
「若者」というブランドがあるうちに、失敗を恐れず、公私ともに様々なチャレンジをしてほしいと切に願います。効率ばかり重視せず(=賢くなり過ぎず)、無駄や遠回り(=バカになること)をすることが、実は自分の血となり肉となり骨となるはずです。