齋藤勝
saito masaru 齋藤勝 株式会社日本教育機器販売関東 代表取締役 https://www.mylicense.co.jp/

Profile略歴

元教習指導員。漢語水平試験5級。運行管理者資格所持(旅客・貨物)。産業カウンセラー試験合格。教習指導員時代は、教習業務だけでなく、社員募集業務・集客営業・生徒様の予定管理など、多岐に携わる。
中国在住経験あり。日系IT企業で、大手ショッピングセンターのHP作成などの傍ら、中国語を学ぶ。現在は、日本で免許取得を希望される中国人のお客様のフォローを行う。またIT企業での経験を活かし、HPやインターネットを活用した集客を提携企業に提案している。

現在の仕事についた経緯

教習指導員に就いていた二十数年前は在日中国人が増えており、中国人の教習生に接し、運転免許希望者が多いことを目の当たりにしました。その後、中国で仕事をしながら中国語を学びました。
帰国後、再度、教習指導員の職に就きましたが、もっと多くの中国人のお客様と接することができる現在の仕事に出会い、転職しました。

仕事へのこだわり

AI発達で「なくなる仕事」といわれるコールセンター業務、これが弊社のメイン業務です。確かに、人間のオペレーターよりもAIの方が、知識量が多いことは間違いありません。
ただ、お客様の質問や疑問には、表面化しない感情や問題点がある場合がほとんどです。これには、AIよりも経験を積んだオペレーターの対応が適している場合が多いと言えます。お客様の声のトーン、言葉の間合い、質問の裏側にある不安、それらの読み取りは、まだ人間に分があると思っています。
また、AI音声よりも、人間オペレーターが話す、言葉・抑揚・間合い・速度などはお客様の心の深い部分に届くと確信しています。私(弊社)のこだわりは、「人間だからこそできる事を見つめなおし、それを強みにしていく」ことです。

「SDGs」についての取り組み・考えなど

弊社の主力商品は「合宿運転免許」です。日々、多くの外国籍のお客様から運転免許のお問合せを受けております。一人でも多くの外国籍の方が運転免許を取得し、日本で快適に生活ができ、平等に仕事に就けるように、弊社は注力しております。ですので「人や国の不平等をなくそう」というSDGsの目標には、日々、貢献できるよう努力していると言えます。
近年、警察庁も「運転免許学科試験の多言語」に積極的に取り組んでいます。ですが残念なことに、学科試験の前段階である「学びの場」であり、もっとも時間を費やす『教習所』にて多言語に対応する設備などがほとんど整っておりません。
どんなに制度が発展したとしても、免許希望の外国籍の方に直接対応する現場『教習所』に対して、行政などからのサポートがなければ「運転免許試験の多言語化」の浸透は遅々として進みません。
また『教習所』自身も、多言語化の背景を鑑み、企業努力が望まれるところと思います。より多くの教習所に「対応の多言語化」を啓蒙していくこと、これが弊社としてSDGsに寄与できる部分だと思います。