インド国立GBパント大学卒業。AIとロボティクスを専門とし、34年前にエンジニアとして日本に渡り、神戸製鋼所、安川電機、インテル、NASA/Caltechのベンチャースタートアップなどの著名な企業を歴任。
起業家一族の出身で、気候変動・食品ロス・医薬品コールドチェーンなどのグローバルな社会問題を解決したいという使命に駆られていた。
インテルを退社し、米国フォックスビジネススクールでMBAを取得した後0から起業。
外部からの出資を一切受けずに、自己資金のみで2007年にアイ・ティ・イーを創設。現在は250社以上の顧客をもち、インド市場への拡大に注力している。
幼少期に感染症で姉を失った個人的な悲劇が、世界のコールドチェーンの改善を目指すきっかけとなりました。
世界中どこでも適合可能な、シームレスで環境にやさしい低温物流システムをつくることで、気候変動やエネルギー需給、フードロス、医薬品の低温物流への課題解決をミッションとし会社を設立しました。
1988年からエンジニアとして数々の挑戦を経験し、忍耐と決意のマインドセットを養ってきました。神様からの使命として日々尽力することで新たな市場や異なるビジネス文化への挑戦であったと捉えています。
日本のイノベーション、ものづくりへのこだわりや品質に深く感動し、これがやがて自分のスタイルとなっていきました。トヨタのハイブリッドカーに例えられる日本の問題解決のアプローチは、ビジネスの卓越性、正直さ、改善、生きがいを組み合わせています。
米国企業での経験は、マーケティングのグローバルスタンダードを提供し、インドのルーツはカルマとギータの教えの核心価値を植え付けました。
この日本、アメリカ、インドの文化の融合がアイ・ティ・イーのビジネスモデルを形作っています。日本の「お客様は神様」というフレーズは、弊社の成功における顧客のサポートの重要性を強調する指針となっています。
私は、日本こそが「SDGsを達成する世界のロールモデル」であるべきだと信じています。
SDGsは仏教の核心価値(慈悲とカルマ)に一致しています。戦後、ものすごいスピードで成長した産業国でありながら、あらゆる手段で発展途上国を支援してきた日本の姿勢は、これらの価値を具現化しています。
日本人は謙虚さと見返りを期待しないことで知られており、世界は日本の習慣とSDGsへのコミットメントから学ぶべきです。
気候変動について真剣に考えて行動してください。あなたの子供や孫が将来、過酷な環境で生きていかなければならないかもしれません。
そして、人生は一度きりです。社会や環境にポジティブなインパクトを与えるために、心・身体・魂を100%使いましょう。忍耐の旅路を楽しみながら、自分の能力を信じ、ショートカット(近道)をしないでください。
成功はプロセスであり、結果ではありません。日本文化の価値を体現する良い人間を目指しましょう。