大澤秀毅
osawa hideki 大澤秀毅 丸市株式会社 代表取締役社長 https://www.mupj.co.jp/

Profile略歴

成蹊大学経済学部卒業。新卒で食品商社に冷凍食品の営業として入社。1997年同社が破綻。1998年に総合商社に転職。国内企業並びに海外サプライヤーの後押しを受け、2000年に独立。2017年に雑豆事業を統合し、現在は冷凍食品・雑豆を主体とした食品商社を経営。

現在の仕事についた経緯

新卒後に入社した会社が1997年に破綻してしまい、その後総合商社に転職をしたものの、最初に勤めた会社の先輩経営者や当時取引があった海外サプライヤーから独立を勧められ、現在の会社を設立しました。

仕事へのこだわり

新人時代は優秀な先輩から、今の時代では申し上げられないような厳しい指導を毎日受けており(笑)、約4年間は自分の殻に閉じこもっておりました。その後、先輩のもとから担当として独り立ちをした際に、自身の座右の銘である「挑戦」という言葉を思い出し、まず大きな声で挨拶をすることから再スタートを切り、自分の殻を破っていきました。
担当当時は競合他社の担当者に負けないよう、仕事のスピードやフットワークの軽さを意識し、お客様の困っていることを極力解消できるよう行動し、約束を守ることで信頼を勝ち取れるように心掛けていました。
一方で当社設立後は「いつも子供達に誇れる企業を目指す」という企業理念を打ち立て、この理念に基づいた十か条(差別をしない、困っている人に手を差し伸べる等)を作り、また当社取扱商品においてはSDGsに則した商品開発などを目指しております。

「SDGs」についての取り組み・考えなど

当社は商社であることから、国内だけでなく海外における事業を数多く手がけております。4年ほど前から、アフリカ等の開発途上国における農産物の事業を推進することで、これらの国の経済や貿易拡大に寄与すべく日々活動を続けております。また、主に農産物を手掛けていることから、食品ロスを無くす為に残渣の商品化等にも取り組んでおります。
一方で、会社としては当初から日本人だけでなく外国人の公平な雇用も進め、管理職に女性を起用することも積極的に行っております。そして何よりも安心・安全な食品を安定的に供給すべく、産地を分散させることにより、異常気象等のリスクを排除し、且つ三方よしとなるような取り組みを行っております。

若者へのメッセージ

「若い時の苦労は買ってでもせよ」と言いますが、これは是非実践してみてください。私自身、社会に出た当初は厳しく叱咤される毎日で、会社を辞めようかと思ったことさえありましたが、今振り返るとあの時の苦労があったからこそ、どんな大変な局面においても踏ん張れているように思います。
そして、どんな失敗をしても、どんなに辛いことがあっても遮二無二頑張っていれば、いつしか必ずや明るい光が見えてきます。
最近は転職が当たり前の世の中になってきていますが、苦難から逃げずに乗り越えれば、それは皆さんの大いなる力になります。そして、痛みを知れば、自ずと人や地球に優しく出来るというのが私の持論です。