松井弘貴
matsui hirotaka 松井弘貴 TMG株式会社 代表取締役社長 https://tmg.jp.net/

Profile略歴

中学校卒業。高校に入学するも1年弱で中退。建設業の板金・土木・塗装など専門職を経験後、2000年に独立。

現在の仕事についた経緯

高校に入学し、学生生活中もガソリンスタンド・スーパーマーケット・清掃業・建築板金などを経験しました。
1年弱で中退し、16歳から外構工事業で1年弱勤めましたが親方とそりが合わなくなり、転職。それから建設塗装業に3ヶ月程度勤めましたが、今現在も行っている建設足場業の方が給料が良いことから再び転職し、その後は社員として4年間死に物狂いで修行しました。
その当時の上司である専務から仕事がそれぐらい出来るなら独立した方が良いと助言を受け、21歳で個人事業主として開業し、3年後には法人の有限会社鳶松井組を設立。
設立後、仮設資材を購入し続けている中で、当時足場資材メーカーも静岡県内に資材レンタル事業をしていないことに気づいたことから、レンタル事業をしたいと思い立ち、SR株式会社を設立しました。
のちに横浜営業所を、2018年から総合解体業を立ち上げ、2021年に埼玉営業所を立ち上げて現在に至ります。

仕事へのこだわり

足場業界に就職してからは、とにかく死に物狂いで目の前の現場をこなすことだけで精一杯でした。
創り上げ、完成した仮設足場を見上げると、「色々な業者が足場を使用して安全に工事していくんだ」と責任感を感じ、とても充実感がありました。
足場を施工していくには、適切な資材を選定し、強度や耐久性を保ちながら作り上げられるかを考えることと、自然災害など第三者にも配慮することが必要になります。
どうしても高所作業になることがほとんどで、高所になるほど風の影響を受けやすく不安定になるため、絶対に事故のない作業で、スピードと安全性を重視し、皆さんに満足していただける足場を作ることを目指しています。
解体工事に関しても、人の力ではどうにも出来ないような作業が多いため(重機を使用するなど)、作業員や第三者などが事故を起こさない、巻き込まないように気配りをして安全に努めています。
今も経営理念として掲げている、「とにかく真面目に一生懸命取り組む」を心掛け、全ての人に全力で向き合っていきたいです。

「SDGs」についての取り組み・考えなど

社内では年齢・性別関係なく、外国人労働者や男性技術者と同じ立場で女性技術者も活躍しています。資格取得をサポートすることで、人としての資質の向上、一人一人のスキルアップに繋げています。
また給料や売上げアップをしていくことで、心に余裕を生み出し、他社ではない強い絆ができて社内での意思疎通がより潤滑になると考えております。知識と技術の継承をスムーズにさせることで、事業の基盤づくりを強めていきたいです。
更には成人病検診・健康診断・特定検診を定期的に行い、社員全員の心身の健康増進による、快適な職場づくりに力を入れています。これは会社の発展や業界全体の活性化にも繋がると考えています。
会社としては、健康被害が多く出ることもあるアスベストや大気汚染物質に影響するフロンなどに注意し、環境に配慮した工法で検査や処理を行い、より安心安全な生活を送れるよう努めています。
また、度々起こる台風や気象変動による線状降水帯での大雨、地震などの大きな災害の時に、すぐに復旧作業を始められるようにしています。このように社会的使命を担い、より社会に役立てる会社になりたいと思っています。

若者へのメッセージ

昔と違い、今では様々な業種があり色々な分野で仕事があります。
時代が進むにつれて次々と自動化が進み、人が作業しなくても出来るものが生まれて来ています。
その中でどうしても自動化できないのが足場業界であり解体業界です。
高所や狭小など人の手によって創り上げたり壊したりするのは、技術のある者にしかできない仕事です。
手に職をつけ、絶対的な存在になりましょう。