前畑友美
maehata tomomi 前畑友美 hatch Lab. 代表/マルチポテンシャライト伝道師 https://hatchlab8.com/

Profile略歴

東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業。地元福岡の飲食店に10年間勤務し、新店舗オープンや女将業、人材育成やブランディング・デザイン業務などを経験。
結婚出産を経て、2017年に無職・無一文のままシングルマザーとなり、法律事務所事務員をしながらWebデザインやSNSマーケティング、ブランディングなどを習得。
2021年にhatch Lab.として独立。現在は、企業・個人のSNSブランディングやプロデュース業、撮影ディレクションやフードスタリングなどクリエイティブ面でのサポート業務に加え、「マルチポテンシャライト」の概念を世に広めるため、講演活動やスクール・コミュニティ運営、イベント企画運営なども行う。

現在の仕事についた経緯

マルチポテンシャライトという考え方をきっかけに、1つの天職を探すのではなく、今持つスキルをかけ合わせて「何者にでもなる」キャリアを構築していこうと決意しました。
芸大時代に培った美的感覚やデザインスキル、女将時代に培ったコミュニケーション力やヒアリング力などを活かし、クライアントの目的に合わせたサービスをカスタマイズし提供するようになった結果、複数の仕事を掛け持つようになりました。
そんな自分の働き方改革を、同じように悩んでいる方に届けるために、スクールやコミュニティの運営に踏み切った次第です。

仕事へのこだわり

何よりも相手(クライアント様や受講生など)との関係構築を大切にしています。相手も私もいかにワクワクできるかを重視しています。そして仕事という枠を超えて、「同志」のように互いに信頼し合って全力で楽しめる環境づくりを心がけています。
また、チームで仕事をすることも多いので、チーム内の関係性も大事にしています。誰かにだけ負担がかかってしまったり、言いたいことが言えなくなったりしないよう、楽しんで仕事をしてもらえるようなチームづくりを行っています。
お客様相手でも仕事仲間相手でも、常に「ワクワク」「楽しむ」を軸においているというのは、変わりがないことかと思います。

「SDGs」についての取り組み・考えなど

ジェンダーに対して特別な措置などはありませんが、やはり自分自身が「女であること」「母や妻であること」に大きな違和感と閉塞感を感じてきたため、スクールを開講するにあたり女性がもっと自分らしく人生を楽しめるようになることに重きを置いています。
男性も肩身が狭くなっているような風潮もありますが、やはりまだまだ男性優位の世の中。母となり、家庭に入ったことで自分を無くしてしまう女性を解放し、自分らしく生きていくきっかけを作っていきたいと思っています。
スクールだけではなく、「旅するスナックはっち」という1日限定の飲食イベントを不定期で行っているのですが、このイベント内では、開催地に住む「何か始めてみたい女性」を対象に“チャレンジ出店”という制度を設け、無料でイベントにポップアップを出してもらっています。このチャレンジを通して、実際にサービス化に進んだり、仕事につながったりと、大きな影響を与えることができていると感じています。
女性が元気になり、自分らしく働き、生きることができなければ、日本は衰退しSDGsどころではない、と私は考えています。

若者へのメッセージ

幾つになっても挑戦はできる。そう思ってはいますが、やはり若いに越したことはないと思います。何かにトライしたい時、自分の力を試したい時ってすごく怖いですし、自信なんかこれっぽっちもなかったりします。
でも、若いからこそいくらでも失敗できるし、失敗は「失敗」ではなく改善するためのステップだと思って欲しいです。
不屈のボクサーのように何度殴られても立ち上がる、そんな気概を持ってやりたいことにどんどんチャレンジしてください。