越川俊宜
koshikawa toshinobu 越川俊宜 株式会社GAIN 代表取締役社長 https://gain-ishikawa.com/

Profile略歴

関西学院大学総合政策学部を卒業後、単身アメリカ語学留学を決意。2年後、Azusa Pacific Universityの大学院へ進学。卒業後は英検ロサンゼルス支部で1年間の社会経験を積む。日本へ帰国後、石川県の大手学習塾に11年勤務。その後2018年に独立し、株式会社GAIN(学習塾GAIN)を設立。石川県の某公立高校で英語特別教諭として招かれ、放課後特別授業を開設。2020年に校舎をもう1つ開校し現在に至る。今後はさらなる挑戦を続けていく展望もある。

現在の仕事についた経緯

日本に帰国後、人の人生の一端を担う学習支援事業に魅了され、生徒と向き合う人生を決断しました。私自身、学生生活が順風満帆というわけではありませんでした。そんな中、心の支えになったのは家族、そして私の学習を支えてくれた“人”でした。私も人を支えられる存在になりたいと思い、教育業界で自分自身の成長を止めずにやってきました。
現代では、学習支援業界にもICTツールの導入やAI機能を搭載したシステムなどが参入し、学びの多様化が進んでいます。しかしながら、ツールをどのように使うのかは人によるもので、一人ひとりをみる指導を、同じ志をもった仲間たちと現実にしたいという気持ちから起業することを決意しました。

仕事へのこだわり

企業の運営は非常に難しく、強い志を持っていなければ社会への貢献は難しいと感じています。私は2つの信念をもとに日々、業務に励んでおります。
1つはCS(customer satisfaction)の土台はES(Employee satisfaction)だということです。
企業は1人の力で出来ることには限界があり、仲間がいるからこそ成り立つものだと思っています。そのため、顧客満足度を重要視しながらも、まずは従業員を大切にすることを第一に考えております。まだまだ自己研鑽を積んでいる途中ではありますが、従業員一人ひとりの成長過程で生まれる悩みに寄り添い、従業員のモチベートを意識しています。
もう1つの信念は、会社の誰よりも熱意をもって働くということです。
もちろん、会社の代表にしかできない仕事もありますが、その他の業務に関しても全力で向き合おうと考えています。そのような姿勢を忘れずに日々取り組むことで、従業員にも熱意が伝播し、企業として同じ方向を向いて働けると考えています。
この2つの考えをもとに仕事を続けていくことが、企業の成長につながるとも考えています。

「SDGs」についての取り組み・考えなど

学習支援業界においてSDGsについての取り組みを具体的に行うことには限りはありますが、システムの導入などによるペーパーレスを目指しています。そして何よりも未来を担う生徒達にSDGs関連の話をする機会は増えてきました。
近年、国語や英語の問題を中心に様々な科目のテストにおいて、SDGs関連の問題が多く見られるようになりました。そのような背景知識を指導するとともに、なぜそのような目標を掲げているのか、という意義をディスカッションを通して考えてもらう機会を増やしています。
我々が指導している生徒達は様々な分野で将来活躍していくでしょう。将来、社会貢献をしていく中で、SDGsの考え方を持ち合わせ、周りの人たちに影響を与えながら仕事をしていく彼らの姿を想像しながら日々、業務に取り組んでいます。

若者へのメッセージ

自分が将来何になりたいか、どんな仕事で社会貢献をしていこうか悩むこともたくさんあると思います。それは現在すでに働いている人も抱える悩みでもあります。
悩みをもつことは誰にでもあることです。ですが、悩みながらでも目の前のことに一生懸命に取り組むことで、見えてくる世界もあると思っています。逃げ出したくなること、向き合いたくないこと、生きていればそのように考えることはたくさんあります。そんな時、自分が成長できると思う選択肢をとってください。必ずその選択に意味があります。
とにかく伝えたいことは、「今を全力で生きてほしい」ということです。みなさんが未来で輝けることを願っています。