甲斐暁子
kai akiko 甲斐暁子 株式会社フィグメント 代表取締役 https://figment.jp/

Profile略歴

宮崎県宮崎市出身。カリフォルニア州立大学ノースリッジ校、ネバダ州立ラスベガス校修士課程卒。
米NATA公認アスレチックトレーナー(BOC-ATC)、ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(NSCA-CSCS)として現地の高校や大学で勤務。
帰国後は外資医療機器メーカー2社で10年にわたり営業、マーケティング、事業開発を担当。特に消化器内科ドクターへの広いネットワークを持つ。
スポーツ、医療そして事業開発の経験を活かし2023年フィグメントを姉妹で創業。
医療通訳士一級を持つ医療英会話講師としてもウェブメディア等で精力的に活動中。

現在の仕事についた経緯

体操競技で多くの怪我をした経験から、高校卒業後はアメリカの大学に進学しアスレチックトレーナーになる道を選びました。
27歳で帰国後、医療機器メーカーの営業に転身。スポーツの世界とはうってかわって時間的にも経済的にも余裕のある生活でしたが、ある意味ぬるま湯ともいえる環境で時間ばかりが過ぎてゆく焦りが常にありました。とはいえ、営業職でありながら家庭との両立もできるフレキシブルなワークスタイルという世の多くのワーキングマザーが渇望する恵まれた環境であったため、それらを自ら手放すきっかけが掴めないまま30代を過ごしました。
コロナ禍を機に営業からマーケティングへ転向しましたが、そこであえなくグローバルのレイオフに見舞われます。突然それまでの環境から放り出されたことで、否応なく自らの仕事人生について正面から向き合うことを余儀なくされました。それまでに培ってきたユニークな経験や人脈、そしてスキルセットを無駄にしない生き方は何だろうと突き詰めた結果、自然と起業という選択に至りました。
きっとコロナ禍からのレイオフという不運に見舞われなければ、今も悶々としたまま会社員生活を送っていたことと思います。

仕事へのこだわり

仕事は思い出作り。手応えや成長が実感できずもがいていた頃、ある時期を境にそう定義してみたら見える景色が変わりました。仕事を自分への罰だと思うか、ご褒美だと思うか。できれば後者でありたいですし、そう思える日をどうしたら一日でも増やしていけるか考えると、自ずと道は見えてくると私は思っています。

「SDGs」についての取り組み・考えなど

国民皆保険制度は事実上既に破綻しており、限りある医療のリソースの恩恵を誰しもが安価で受けられる時代はやがて終焉を迎えます。予防医療はもはや一部の意識の高い人たちの趣味でも贅沢でもなく、国民個人が自らの責任として負っていかねばならない、いわば義務となりました。
私たちは「かかりつけフィットネス」のサービスを通じて、これまでなかなか進んでこなかったフィットネスと医療の連携を強力に推進し、生活習慣病の予防や健康寿命の延伸、健康増進そして医療費の削減へ寄与します。

若者へのメッセージ

成長はミクロ。でもやめればゼロ。